あがり症とは?

あがり症というものをご存じでしょうか?
あがり症とは極度に緊張してしまう症状のことを言います。

特に体に悪いところはいっさいないのに、あることをきっかけに心臓の鼓動が早くなったり、動悸や息切れが激しくなり、冷や汗をかいたりする症状が出てきます。
病気のひとつとされていますが症状は人それぞれで、明確な定義もありません。

あがり症になる原因は、精神的なものに由来するケースが多くなっています。
そもそも人間は緊張すること自体、人生の中で幾度と無く経験をします。

心臓の鼓動が早くなったり、変な汗が出てくることも少なくはないでしょう。
この”あがり”という症状は、誰にでも起こることなのです。
緊張したり、あがってしまうこと自体は極めて正常な反応です。

ですが、あがり症の場合は少々の重さが違います。
極度に緊張してしまい、心臓の動機も普通の人以上に早くなり、異常な量の冷や汗をかきます。

場合によっては貧血に似た症状が出て、立っていることが苦しくなったり、その場からすぐ離れたほうがよいこともあります。

こういった症状から、自律神経失調症やうつ病と似ている病気とも言われています。
でも特定の場面、状況のときにのみ引き起こるケースが多いあがり症は、これらの病気と区別されています。

逆に精神的な負担による病気のため、うつ病にかかっている人が同時にあがり症を併発していることもあります。

あがり症は、血液中のアドレナリンが異常に分泌されることで起こります。
アドレナリンは緊張したときに分泌される成分で、交感神経を刺激するのです。
それによって心臓の鼓動が早くなったり、発汗や顔面の紅潮などの現象を引き起こします。

いつ、どういったきっかけで発症するかわからない病気があがり症です。
そのため、普段は普通に生活している方でも、あがり症になったり、すでに発症している可能性すら考えられます。

目に見えない病気と言えますので、少しでも異常を感じたら心療内科などへ行き、カウンセリングを受けましょう。

病院で治すには?

あがり症は自力で克服できる方もいれば、逆にまったく克服できず、さらに悪化させてしまう場合もあります。

あがり症が極度に悪化してしまうと、仕事が出来なくなったり私生活にも大きな影響を与える結果となりかねません。場合によっては、家族と長時間話すことすら難しくなるでしょう。

あがり症を克服できず悩んでいる方は、病院で治療するという選択肢もあります。
元々あがり症は精神的な原因が発症の引き金になりますが、心の病とも言えるため病院へ行く方も多いのです。

しかし、体の調子が悪いわけではありませんので、内科や外科に行っても治療することはできません。

あがり症を病院で治療する場合、精神科や心療内科へ行くことになります。
このふたつの診療科は、大きな総合病院などへ行けばほぼ必ずあります。

小さなクリニックも含めたら、非常に多くの病院が選択肢になるでしょう。
一般的にあがり症は、心療内科で治療を受ける方が多くなっています。

心療内科などへ行けば、あがり症を少しずつ治療することができます。
治療方法はおもにカウンセリングとなり、症状などによっては薬を処方される可能性もあります。

処方される薬は種類こそさまざまですが、症状が出たときや、必要なときなどに飲むことが多くなっています。薬については必ず医師と相談し、飲むタイミングや成分、副作用についてしっかり説明を聞いておきましょう。

カウンセリングではさまざまなことを聞かれます。
まずどんな場面であがってしまうのか、どういった症状が出てくるのか、いつ頃から感じ始めたかなど、一つずつ説明していきましょう。

医師とのカウンセリングを通して、適切な治療方法や生活での注意点をアドバイスしてもらいます。

あがり症は一人で抱え込んでしまいがちな病気です。
ですが、一人で悩まず専門医にまずは相談することが大切と言えます。

悩んでいてもあがり症が治らないこともありますし、悪化する可能性もあります。
克服が難しいと判断したら心療内科などへ行き、カウンセリングを受けることをおすすめします。

 

引用:あがり症(緊張症)相談室 −克服のための正しいステップ