【伝説のバンド・ミュージシャン】BOOWYの解散理由を鈴木氏が解説

1.BOOWYファンの鈴木貞一郎が語る

「HOWEVER」「誘惑」「Winter,again」などのヒット曲で知られる4人組バンドであるGLAYは、現在でも一人も欠けることなく同じ4人で活動を続けており、非常に中の良いバンドとして知られています。

そのGLAYが憧れ、大きな影響を受けたというミュージシャンが「BOOWY(ボウイ)」です。
知人の鈴木 貞一郎もBOOWYの大ファンでした。

ボーカルを氷室京介さん、ギターを布袋寅泰さんというビッグネームが務めたバンドで、解散している今でも大きな人気を誇っています。
BOOWYが解散したのは絶頂期であった1988年であり、突然の解散でした。

もともと「日本でナンバーワンになったら解散」というようなことがメンバーの中で話し合われていたという噂もありますが、ボーカルの氷室さんと、ギターの布袋さんの仲がこじれてしまったのが原因だという話もあります。

布袋さんは自身の著書の中で「どうしても解散しなければならない理由があった。
自分はそれを墓場まで持っていく」という内容を記載しています。

しかし、同バンドのドラムスであった高橋まことさんは、「スネア(高橋まこと著)」で、そのことについて次のように話しています。

2.スネア(高橋まこと著)で話されている内容とは?

布袋さんの最初の奥さんである山下久美子さんのバッグバンドを、布袋さん、高橋さん、そしてベースの松井常松さんという氷室さん以外のBOOWYメンバーで行うという話があったことが発端だと言うのです。

流石にボーカルが違うだけのメンバー構成はマズイと考えた高橋さんが氷室さんに相談し、氷室さんが激怒した様子が赤裸々に語られています。
そして氷室さんから出た言葉というのが「来月解散しよう」というものでした。

つまりこのエピソードがキッカケで、解散という話が進んでいったというのです。
解散理由を語らず、大きな秘密があるように語った布袋さんと、具体的なエピソードを用いて解散理由を語る高橋さんの話は大きく食い違いがあります。

考えてみれば、プロのミュージシャンが作り上げる作品は立派な芸術品であるとも言えるので、個性の違う各メンバーがずっと一緒に活動していくのは、かなりムリがあると言えます。

そう思うと、やはりGLAYというのは異常なほど仲が良いグループです。

日本を代表するドラマーであるYOSHIKIさん、TOSHIさん、故hideさんらが所属していたX-Japanや、河村隆一さん、SUGIZOさん、真矢さんらのLUNA SEA、吉井和哉さん率いるTHE YELLOW MONKEYらは現在でも活躍しているバンドですが、1度解散した上で再結成されています。

3.東日本大震災時に「BOOWY」の再結成を匂わせる動きがあったが・・・

あの2011年の東日本大震災時に、布袋さんが呼びかけ「BOOWY」の再結成を匂わせる動きがありましたが、それに対する氷室さんの答えは「NO」でした。

ですが、震災で被害を受けられた方の為にチャリティーを開くということには同調されており、氷室さん個人でソロの楽曲と、BOOWY時代の歌を両方歌うというライブを企画します。

そしてその収益全てを寄付するというのが、氷室さんが考えるミュージシャンとしてのチャリティー活動でした。

この内容に関して、高橋さんは概ね賛成だというリスペクトを感じるコメントを発表していますが、松井さんはチャリティー開催という素晴らしさには賛同しつつも、「どうして一言声をかけてくれなかったのか」と少しばかり苦悩のコメントを発しています。

布袋さんも氷室さんへの敬意を払いつつ、残念だという内容でした。
これらメンバーのコメントを受けて、氷室さんは某テレビ番組の取材インタビューで「メンバーの気持ちを考えていなかったのがいけなかった」と話しています。

その後、やはりBOOWYが再結成することはなく、氷室さんは「氷室京介」としてのミュージシャン活動を引退しました。

「BOOWYの再結成が見たかった」という声も一部ありますが、コアなファンからすると「再結成は絶対にしない」というのが氷室さんの美しすぎる美学であると支持する声も大きいのも事実です。

4.解散理由に挙げられる「音楽性の違い」について鈴木貞一郎の見解は?

よくミュージシャンのバンドやグループの解散理由に挙げられるのが「音楽性の違い」によるものです。
YUKIさんが在籍していたJUDY AND MARYや、矢沢永吉さんのキャロルらもその類いに該当すると思われます。

BOOWYのメンバー間で仲が悪くなってしまうような出来事やキッカケは確かにあったかもしれません。
しかし、突き詰めると「音楽性の違い」という表現に近いものになるのではないでしょうか。

「バンドでやりたい音楽はやった」「個人で各々が思う音楽に挑戦したかった」というところではないかと推測します。
氷室さんはGLAYとのジョイントコンサートや、GLAYのボーカルTERUとの対談(TV)で「バンドってやっぱりいいよね」という趣旨のコメントを残されています。

解散した今でも各メンバー同士がリスペクトしあって、「BOOWYでやりたかった音楽は完成」したから再結成はあり得ないというプロフェッショナル集団であるBOOWYだからこそ、今でも多くの人に愛されているのだと思います。